また、ネットに繋がるようにして帰ってくるのは簡単ですが、いざしばらくすると「ネットに繋がらなくなった」と電話がかかってきたり、いろいろな都合でネットワークの変更が必要になるケースがあり、とっても面倒なものです。私は、そういう時のために、(内容はケースバイケースですが)簡単な設定資料を作っていたりします。
このネットワークにおいて、以前機器の移設時に配線ミスによる混乱があったため、この資料は、どちらかといえば物理配線にフォーカスした内容となっています。とはいえクライアント側の設定に必要な項目は網羅されているので、この資料があれば
- 問い合わせを受けたときに何がどうなっているかを思い出せる
- ユーザ自身で有る程度の配線見直しなどが可能
- クライアントの設定方法を書いておけばユーザが自分たちで新ノードを追加できる。もしくは設定業者が対応できる
- 大きなトラブルがおきたとしても、他の人に対応を引き継げる・・・ことがある
ところで、今回紹介した図は2006年1月時点の私の実家のネットワーク構成に基づいたものです。私は実家から東名高速道路で約300km離れた地点に住んでいるため、なかなか度々面倒を見に行くことはできません。その後実家のネットワークはADSLからひかり電話にサービスを変更するためファイバの引き込みONUなどを設置したのですが、その作業の担当者にこの資料を見せることで、スムーズにWAN側の切り替えを済ませることができたそうです。
パスワードなどの機密情報も含めて記載されている点など、賛否両論はあるでしょうが(そもそもセキュリティ要求が高いような場所ではWANの切り替え工事を電話工事の担当者にやらせないと思いますが:-)、この手の資料は、「備えあれば憂いなし」です。
なお、構成が変わったときにはドキュメントの更新もお忘れなく。
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