2012年3月4日日曜日

iSCSI-SCST を試してみる

SCST インストールメモ on CentOS 5.7 の続き。FCのケーブルを準備するまで我慢ができなかったのでとりあえず iSCSI でエクスポートしてみた。


iscsi-scst カーネルモジュールの作成


  971  cd work/scst/trunk/
  972  cd iscsi-scst/
  976  ls -l
  977  less README
  978  make all
  979  make install


iscsi-scstd.conf を作成

[root@localhost trunk]# cat /etc/iscsi-scstd.conf

Target iqn.1994-05.com.redhat:24d563eb3c6:storage

指定した IQN は、 /etc/iscsi/initiatorname に指定されていたものをそのまま借りました:p

カーネルモジュールのロード

1027  modprobe scst

1028  modprobe iscsi-scst

1029  modprobe scst_disk

1030  modprobe scst_vdisk

イメージファイルをiSCSIエクスポート

  957  scstadmin -open_dev vdisk1 -handler vdisk_fileio -attributes filename=/vdisk1.dsk

1077  scstadmin -add_target iqn.1994-05.com.redhat:24d563eb3c6:storage -driver iscsi

1081  scstadmin -add_group hosts1 -driver iscsi -target iqn.1994-05.com.redhat:24d563eb3c6:storage

1113  iscsi-scstd  &

1130  scstadmin -add_lun 0 -driver iscsi -target iqn.1994-05.com.redhat:24d563eb3c6:storage -device vdisk1

1131  scstadmin -enable_target iqn.1994-05.com.redhat:24d563eb3c6:storage -driver iscsi

1132  scstadmin -set_drv_attr iscsi -attributes enabled=1

イニシエータを準備し接続

今回は Windows 7 Ultimate の iSCSI イニシエータを有効化して接続しました。
コントロールパネルから「iSCSIイニシエーターのプロパティ」を開き、ターゲットとして SCST が動いている IP アドレスを指定して「クイック検索」ボタンをクリックします。

ターゲットが問題なく動作していれば、「検出されたターゲット」欄にターゲット側 IQN が表示されますので、目的の IQN を選択して「接続」をクリックします。無事に接続されれば、ターゲット側の領域が論理ディスクデバイスとして認識されているはずです。

構成情報を /etc/scst.conf に出力

1133  scstadmin -write_config /etc/scst.conf

1134  cat /etc/scst.conf

I/O試験


1137  iostat -mtx /dev/sda 1 | grep sda
この状態でイニシエータ側から負荷をかければ Linux 側で I/O の発生を確認できる



所感

SCST のコンパイル時点から感じていたことですが。。。。 trunk のコードベースで試したからか、既存のドキュメント類からオペレーションが変わっていて、読み替えるのがちょっと大変でした。。。。正直まだ成熟したとはいいづらいね。どのタイミングのコードを使うかなど決断して闘う必要がありそう。

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