2013年2月18日月曜日

Adobe After Effects CS6 のキャッシュをリムーバブルディスク上に配置する

Adobe After Effects (MacOS X版) のキャッシュをリムーバブルディスク上に移す方法について説明します。


Adobe After Effects -> Preferences -> Media & Disk Cache を選択します。


Disk Cache


  • Enable Disk Cache チェックボックスをチェックします。


  • Maximum Disk Cache Size をデバイスに対する適正値に設定します。


  • Choose Folder... をクリックし、今回使用するキャッシュデバイスへのパスを選択します。今回のキャッシュデバイスは /Volumes/ioFX_1/ としてマウントされていますので、キャッシュフォルダは /Volumes/ioFX_1/Ae/DiskCache としました。


Conformed Media Cache
この設定ですが After Effects の仕様により、 File Vault により暗号化されていたり、もしくはリムーバブルデバイスとして認識されているとキャッシュ先として利用させてもらえません。
 


このため今回は下記のトリックを使いました。


  • キャッシュファイルのサブディレクトリ Media Cache と Media Cache Files を /Volumes/ioFX_1/etc/Adobe Common Media/ に移します。


  • /Volumes/ioFX_1/etc/Adobe Common Media/ にある Media Cache, Media Cache Files へのシンボリックリンクを元の位置に作成します。


$ cd ~/Library/Application\ Support/Adobe/Common/
$ mkdir -p  /Volumes/ioFX_1/etc/Adobe\ Common/
$ mv Media\ Cache /Volumes/ioFX_1/etc/Adobe\ Common/Media\ Cache
$ ln -s /Volumes/ioFX_1//etc/Adobe\ Common/Media\ Cache .
$ mv Media\ Cache\ Files /Volumes/ioFX_1/etc/Adobe\ Common/Media\ Cache\ Files
$ ln -s /Volumes/ioFX_1//etc/Adobe\ Common/Media\ Cache\ Files .


これで、 After Effects に、リムーバブルデバイスと悟られずに Conformed Media Cache を配置できます。