5月28日(土)に開催された、東京OpenSolaris勉強会 2011.05に参加してきました。
@nslope さんに「自宅ZFSで盛り上がろうず!」とお声がけをいただいたので、構成的にヘンタイな我が家のZFS環境について簡単に紹介させていただきました。
OpenSolaris 界隈の方はマニアックな方々ばかりなので今頃私が ZFS 自体の話をしても全然面白くなりませんし、ということで、あくまでもZFS的に非一般的な我が家のZFS環境についての紹介とさせていただきました。
私の自宅では、 CentOS 5 の Xen 環境において OpenSolaris の開発版スナップショットが動いており、 ZFS ファイルサーバとして利用しています。こうしてある理由としてはファイルサーバとしてZFSの最新機能を活用しつつ Linux とのコンソリデーションを実現する、またOpenSolarisに対応できないような安価なハードウェアでもZFSの恩恵を得るために、そういった構成にしています。
ZFSのオイシイところは、信頼性と管理性だと思います。Linuxのmdraidなどは意図せぬ停電やカーネルパニックでアレイの不整合などが起きると大変です。しかし、ZFSの場合は書き込み操作がトランザクション保護されており、中途半端な書き込み操作が多少起きたぐらいではデグレードしません。仮にデグレードしても、 End-to-end checksum による確認が可能なので、デグレ中や復旧作業後にデータが維持できているかどうかを判断できる点も魅力です。また、(喩えれば水と油を1つのバケツに溜めておける、と私はZFSを紹介することが多いのですが)データの管理が非常にフレキシブルなのもポイントです。
私は基本的には「重要なデータは持たない」(データを持つと管理コストが生じるので)という方針にしていますので、仮に手元のデータがロスしても精々数日ヘコむぐらいで済むよう心の覚悟をいつもしている(つもりな)のですが、これまで3年以上の運用期間中に2回のデグレが発生しても、嬉しいことに、データロスにまでは至っていません。また、これまでの経験から、使い始めた当初は色々と罠があった ZFS ですが、だいたいイケるところが見えてきたので、これからも ZFS を使っていくつもりです。
青山のオラクルさんのビルにて Linux の上に乗った OpenSolaris の話をしたり、リプレース時のOS候補は FreeBSD-current だとか話をしたりとかなり KY でしたがニヤニヤしながら聞いてくださった参加者の皆さん、ありがとうございました。
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