いちばんてっとりばやいのはディスクを /dev/zero で埋めてシグネチャを消してしまうことですが、これには時間がかかります。 シグネチャがディスクの終端にあることがわかっていれば、以下の方法でほぼピンポイントで dd をかければ解決です。
まず、ディスクの正確なサイズを調べておきます。
# fdisk /dev/sda このディスクのシリンダ数は 19457 に設定されています。 間違いではないのですが、1024 を超えているため、以下の場合 に問題を生じうる事を確認しましょう: 1) ブート時に実行するソフトウェア (例. バージョンが古い LILO) 2) 別の OS のブートやパーティション作成ソフト (例. DOS FDISK, OS/2 FDISK) コマンド (m でヘルプ): p Disk /dev/sda: 160.0 GB, 160041885696 bytes 255 heads, 63 sectors/track, 19457 cylinders Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes ...
ディスクのセクタサイズは 512 バイトですので、160041885696÷512=31251808セクタ存在することがわかります。このディスクの終わりの部分だけを削除するには、以下のとおりコマンドを入力すると
dd if=/dev/zero of=/dev/sda bs=512 seek=31258100 dd if=/dev/zero of=/dev/sdb bs=512 seek=31258100
とすれば、3125100~31258107セクタの8セクタが/dev/zeroで塗りつぶされ、dmraidが勘違いするシグネチャを葬り去ることができます。
この操作は Anaconda をインストーラとして利用する Red Hat 系のディストリビューションであれば、インストール作業中の仮想コンソールから行えます。ただし、 dmraid の認識を解除するためには、作業後に一度インストーラをリブートする必要があります。
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