2008年10月10日金曜日

とりあえずLinuxをクラッシュさせる方法

Linuxで構築したシステムの動作検証などを行っている場合にシステムをクラッシュさせる方法としては、電源をブッチ切りするという単純な手もありますが、電源オフは稼働中のハードディスクが突然スピンダウンし障害の原因となります。代替となる方法としては、ほかにシステムをリセットするなどの手もありますが、最近のハードウェアでは必ずしもリセットボタンが付いていないため確実な手ではありません。

上記の代替として Linux では SysRq キーにより OS をクラッシュさせたりコアダンプを取得するための機能がありますので、これを使ってコマンドだけでクラッシュさせることができます。

# echo o > /proc/sysrq-trigger; halt -f
※echo する文字は オー(小文字)

この方法であればカーネルが即時クラッシュし停止するため(しくみについてはLinux日記2004: LKCD 診断(Mon Sep 27 2004)などを参照)、シングル構成のサーバだけでなく、SCSIなどで共有バスをもつようなシステムでも、予期せぬシステムダウンを再現できるなど有用です。




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