2014年9月27日土曜日

Software Design 2014年10月号に寄稿させていただきました。

すでに発売日から10日近く経過しており機を逸してる感もありますが、技術評論社の Software Design 誌に寄稿させていただきました。

第二特集の「サーバの目利きになる方法」で約20ページほど解説させていただきました。その他にも読み応えのある記事がいっぱい並んでいますので、まだお求めになられていない方は書店で手にとってみていただけますと幸いです。もちろん今から Amazon.co.jp でも OK です。また、10月18日には続編が掲載されます。

もともとのきっかけは今年4月に開催された qpstudy 2014.04 〜俺の屍を超えて行け、でも踏まないで〜 ででした。 IT インフラエンジニアとして、今日のIAサーバと向き合うときのポイントを解説してほしいという依頼を同運営からいただき、説明させてもらいました。突貫工事で作ったスライドでしたが、かけた時間に対して、スライドのビュー数も思った以上に伸びました。



いまはすごいアプリをがんがん作る開発者がいっぱいいるのですが、知り合いと吞んでいて最近話題になるのが、最近のイケイケな動向(ミドルウェアやフレームワークなど)に強いエンジニアでもコンピュータのことはあまり知らないエンジニアが増えているという話をよく聞きます。それは、 qpstudy 2014.4 でプレゼンをしたときのその場のフィードバックや関連するタイムラインなどにも感じました。

2010年頃、自分がシステム構築ビジネスのプリセールスSEとして活動していたとき、システム構築ビジネスでサーバの構成や見積もり、導入といった話をうまくまとめたバイブル的な書籍がないか?と思い探してみたことがあります。今ではあれば LINE 株式会社の佐野さまが当初イメージしたものにいちばん近い書籍を出されており、今回の執筆にあたってはページ数制約のなかでもう一歩技術側に踏み込んだ内容にバランスできればいいなと思って取り組みました。




インフラエンジニアの教科書
佐野 裕
固定リンク: http://www.amazon.co.jp/dp/4863541333

残念ながら、私がバイブルを探した”その時”には、自分が欲しいと思った本は見当たりませんでした。今回は機会をいただいて、そのときに自分が読みたかった書籍の10%ぐらいの内容をまとめられたかな?と思います。

というわけで、私も別にそれほどハードウェアや機器選定で何かすごい経験があるわけでもないですし、諸事情により調査に時間をかけたり集中して原稿に取り組むことができなかったので、自分自身として内容に満足していないのですが、かけた時間相応でまとめられたかなと思っています。正直特集名が「サーバの目利きになる方法」になっているゲラを見た、目利きになんてなれていない私は、動揺を隠せませんでしたし、今でもドキドキします。

各エリアの専門家からしたらオママゴトのような内容になっていますし、私の Twitter タイムラインにいる方や Software Design 誌を長く読まれている方がったら当たり前のことも多いと思いますが、そうではない、若手のエンジニアの方やアプリケーションサイドのエンジニアの方に、サーバや構成パーツについて参考になったり興味がわいたり、ということがあれば嬉しいです。

今回の記事やスライドに着手するきっかけを下さった qpstudy の皆さん、また今回、2号に渡り約40ページものページを託してくださった Software Design 編集部の皆さんには大変感謝しています。

特に SD 編集部の皆さんには、、、、二ヶ月にわたり締め切りを守れずに申し訳ありませんでした。私が技術評論社ではじめての原稿をやらせていただいた機会は、他の方の原稿が落ちたときの代打でした。これまで数回にわたって代打を務めさせていただき得た信頼を、ここ1年でいくらか失ったのではないか、と反省しています。次号の入稿が終わったらモツ鍋を食べにいきましょう。きっと乾杯の前にお詫びすると思います。 (T_T)

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