Bambu Labs の P1S を購入してから一年以上がたちました。収益化している人ほどガンガン使ってはいないのですが、けっこう楽しく、便利に利用しています。今回は AMS 関連のアップグレード内容をまとめてみます。
AMS 2段 + EIBOS Series X: Teras 乾燥機
手元ではAMSを2台、P1Sのとなりにおいて運用してきました。合計8スプールを利用可能状態にしておけることで、便利に使っています。
さらに、この半年で、クラウドファンディングで buck していた EIBOS Series X: Tetras が到着。AMSに乾燥機能を追加するシステムです。これを注文したときは AMS2 はまだ出ていませんでしたので、これはAMS無印2台持ちの私にとっては現実的なアップグレードでした。
フィラメントドライヤーとしての Tetras の感想などはあまり書くつもりありませんが、「使用予定をフィラメントをセットして、ボタンを押してドライヤーにかけておくだけ」はとても便利です。PLAは上段メイン、ABSやPETGなどを使うときや、PLAでも乾燥にかけたいときなどは下段のAMS+Tetrasからフィラメント供給しています。
AMSが販売終了になっていることなどを考えると、これから Tetras を入手する人は限られるでしょうし、そもそも入手できる期間も相当限られそうですが、購入してよかったなと思います。
AMSドロア
Tetras 導入前、ダイソーのメタルラック用ポール等で製作したドロアを使用していました。3Dプリンタ購入直後で、モデリングも能力的にもぎりぎり、インサートなどを使うことも考えずに作ったものですが、いくらか問題があったものの便利に運用していました。
第一世代で発生していた問題は以下の部分です。
- ダイソーのつっぱりミニポール用の棚を棚板として利用していたが、これ自体の強度が足りなかった。
- 上記にPLAのはりを付けていたが、ありあわせのネジで組み立てた都合で、意図した強度が出ていなかった。
- P1S - AMS - AMS のケーブルが短かく、ドロアをフル活用できなかった。 -> 後述ケーブルにて解決
この第一世代は、 Tetras 装着後にケーブル長の問題などからメンテ時に負荷がかかり、棚板が崩れてしまったので、第二世代として作り直すことにしました。
ロングAMSケーブル
これまでの内容のように、AMSを複数台装着していると、AMS本体付属のケーブル(通信&電源)の長さが足りなくなります。ケーブルの長さが足りないことで、以下のような問題が発生します。
- AMSをプリンタのすぐ隣に配置する必要があり、数センチ離すこともむつかしい。このため P1S 背面へのアクセスがしづらい。
- 上段AMSと下段AMSのケーブルが短いために、片方のAMSをしっかり前に引き出すことがむつかしい。特に Tetras 装着後は運用上の課題が発生。
このため、付属ケーブルの約2倍の長さで代替のAMS接続ケーブルを作製しました。
- 部材
- 0.3sq (AWG22?) 8芯のフラットケーブルを使用(今回は6芯使用)
- 秋葉原 オヤイデにて5m購入したものから切り出し
- Molex MicroFitコネクタ (3.0mmピッチ)
- そのほか使用ツール
- 圧着工具。今回は手元のエンジニア PA-24 を使用
- ニッパー(ワイヤーストリッパー使う前に完成しました)
- はんだごて、はんだ(今回は0.3mm多用)
ケーブル配線
2-2
3-3
4-4
5-5
6-6
加工手順
- フラットケーブルを必要長さ+αで切断する。
- 皮むき位置を揃えるため、油性ペンでフラットケーブルで皮むき位置をマークする。
- 1芯目(赤)~6芯目まで、以下を繰り返す。
- 皮むき位置で皮をむく。
- 露出した銅より線が広がってしまう前に、はんだで軽く固めてしまう。
- MicroFit用ピンソケットに、いちばん奥まで線をつけた状態で被膜もぎりぎり圧着できるところまで導線を切り詰める。
- ターミナルに線を仮置きした状態で、はんだごての熱で、ケーブル側についたはんだとターミナルを軽くはんだ付け。(はんだを載せすぎると、のちの圧着作業やハウジングへの取り付けができなくなるので、軽めに)
- 銅線の先側から被膜側まで、圧着工具でかしめていく
- ケーブル部分からターミナルの先までまっすぐになるようにする。曲がっているとスムーズにターミナルを装着ができない
- ハウジングを装着
- テスターにて抵抗値を確認
部材調達メモ
購入から1年以上経過したが、現役スペックで、動かしても拡張しても楽しい P1S
直近では H2C や、 P1S 後継の P2S も販売されており、P1Sは「過去のモデル」となっていますが、自分にとっては P1S はまだまだオモチャ作りで活躍しています。また今回はAMS関連のアップグレードですが、H2Cなどを買ってしまうと、この内容はそのままH2Cに持っていけるでしょう。
購入から一年以上たち販売終了したモデルとはいえ、今回まとめたようなアップグレードに取り組むのも楽しいです。組み立てPCではもはや感じられなくなってしまった楽しさがあるようにーー 8ビット機や16ビット機も楽しく育てていたような人たちはこんな気持ちでパソコンを触っていたのかな、などと思ってみたり。
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