2008年7月6日日曜日

RHEL/CentOS インストール時のパーティーション作成小技(1) fdisk等のコマンドラインツールでパーティーションを作成する

RHEL/CentOSでパーティーションを作成する場合は基本的にインストーラのGUI画面でパーティーション構成を設定するかと思いますが、パラメータシートなどを基にパーティーションを構成したい場合には、このGUIが厄介なモノとなることがあります。


具体的には、GUI画面では、パーティーション番号を指定してパーティーションを作ることができません。/bootは第1パーティーション、swapは第2パーティーション、ルートは第三パーティーション、…などと決めていても、GUIツールでは「このパーティーションはプライマリパーティーションにすべきかどうか」しか指定できず、インストーラによりパーティーション番号を入れ替えられてしまったりすることがあります。


これを回避する方法として、インストーラではパーティーションを作成せずに、他のツールでパーティーションテーブルを作成しておき、インストーラからは各パーティーションの使い方(マウントポイント、ファイルシステムの種類)だけを指定する方法があります。


もちろん knoppix のような 1CD Linux を利用してもよいのですが、 CentOS/RHEL のインストーラでは Ctrl-Alt-F2 で仮想コンソールのシェルに落ちることができますので、このシェル上から fdisk コマンドを利用してパーティーションすることができます。ファイルシステムタイプ(83 = Linux, 82=Linux swap, 7e=Linux LVM, fd=Linux RAID)まではfdisk上で済ませておくと後がラクチンです。


fdisk でパーティーショニングを済ませたら Alt-F6 でインストーラの GUI 画面に戻り、作業を続行します。インストーラが fdisk 前の古いパーティーションテーブルを認識している場合は、「リセット」ボタンを押すと、その時点のパーティーション構成が GUI 上に表示されます。fdiskで作成したパーティーション構成が画面上に表示されたら、各パーティーションに対してマウントポイントやファイルシステムの種類について設定を行ってください。


0 件のコメント:

コメントを投稿