PXEブートによるキックスタートを行う場合などでは、RHEL/CentOS のインストーラ実行中は NIC に IP アドレスが割り当てられた状態となっています。また、この際、実は wget などのアプリケーションを利用できます。
このため、たとえば sfdisk で使用するための part.txt を Web サーバ上に置いておけば、以下のようなアクションが可能です。
# wget http://192.168.100.1/~osinstall/part.txt | sfdisk /dev/sda
このコマンドでは、指定された URL にある part.txt の内容を使って /dev/sda の上にパーティーションを作成しています。多数のノード上に同じパーティーション構成を展開したい場合には、この方法は非常に有効です。
ネットワーク キックスタートを使わない場合は、 NIC には IP アドレスが割り当てられていません。この場合には wget などのコマンドを利用する前に NIC を立ち上げる必要があります。 Web サーバが同じセグメント上にいて、利用できる仮アドレスが明確であれば、以下の要領で立ち上げることが可能です。
# ifconfig eth0 192.168.100.3 netmask 255.255.255.0 192.168.100.254
指定しているIPアドレスは順に、(1)ノードに割り当てるIPアドレス (2)サブネットマスクの値 (3)デフォルトゲートウェイ です。その他名前解決で Web サーバを指定したい場合は /etc/resolv.conf の設定も必要となるでしょう。
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